とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

着地点の見えぬ不安 筒井哲也『マンホール 上』

ニコニコ静画にて読書。現代日本を舞台にしたバイオテロ事件を、中年のベテラン刑事と新人の女刑事のコンビの視点で追いかけるサスペンス。描写がリアルで犯行の異常性と相まってもはやホラーの領域に近い怖さがある。

上巻を読み終えた時点では犯人の動機が全く想像できず、残り一冊でどのように着地させるのかに関心が向かう。『予告犯』で発揮された冴えがあれば心配はいらないだろうけど。