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とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

「ロマン派」の音楽の本質を体感 『隔週刊クラシックプレミアム 17』

 特集はベルリオーズ。収録されている「幻想交響曲」(指揮:シャルル・ミュンシュ 演奏:パリ管弦楽団)を聴いて、ベートーヴェン交響曲との違いというものを感じ取れたのは、このシリーズを購読して少しずつクラシック音楽の体系的な知識が深まってきたからだと思う。
今まで漫然と聞いてきたのとは異なる、この曲の鮮烈で豊潤なイメージに触れることができた。「古典派」と「ロマン派」の違いというものを体感できただけでも収穫である。
もう一曲は「序曲<<ローマの謝肉祭>>」(指揮:マリス・ヤンソンス 演奏:ロイヤルコンセントヘボウ管弦楽団)を収録。初聴きだったが、短い時間の中に緩急ついたテンポが躍動感を生んでいて、とても楽しい。

本誌では、久石譲の連載コラムで、作曲家ごとの発想記号の使い方の違いを語っているのが興味深かった。譜面が読めない人間には、記号はまさしく記号であってどんな作曲家でもその意味するところは同じなんだろうと思えるが、ベートーヴェンにはベートーヴェンの、ドビュッシーにはドビュッシーの、チャイコフスキーにはチャイコフスキーの個性が、譜面を彩る記号に表れているのだという。まことに、音楽とは不思議なものでありますね。