とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

『やがて君になる』2巻

 「わたしに、好きは訪れない」 日常生活を通じ、悠は徐々に燈子との距離を狭めていく。自分に、自分にだけ無償の愛を注ぐ彼女と接する中、悠は自分がなぜ変わることはできないのか思い悩むのだった。そんな中、生徒会による7年ぶりの文化祭での舞台劇の上演が決定。その陰に燈子の過去のトラウマが隠されていることを見抜いた侑だったが……。

葛藤と葛藤のぶつかり合いは、交わらない平行線に力を加えるのか。それは二人にとって幸せなことなのか。波乱を予兆させる展開は、燈子の幼馴染や生徒会に新たに加わった男子の登場で、より深くなっていく。