とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

『ゴールデンカムイ 』9巻

8巻の想像を絶したカオスな状況から引き続き、緊迫した流れの中、杉本とアシリパは土方一派と奇妙な共闘を始める。白石のホントどうでもいい思い出と、土方・斉藤の幕末の思い出の落差に戸惑いを覚えつつ、この中に過去の伏線の回収や新たな伏線の展開が施されている。ような気がしてしまう、強引ではあるが熱いストーリーテリングはもはや完成品の域だ。アイヌのグルメ描写シーンでは、牛山と小形が加わったことで新鮮なボケ&ツッコミが加味され、マンネリを防いでいる。前巻で正直、先行きが不安になったが、まだ期待はしてよさそうかな。