お堅いテーマを女子高生たちがユル~く絵解きする、というよくあるタイプの手法。もともとwebコミックで、この手の話題に関心のある人たちの間では読まれていたんだけど、その時からの弱点は基本的に解消されていない。つまり「ああー、うちのまちでもあるある」っていう共感しか得られるものが無い、ということだ。
では読んでほしい主体-まちづくりに興味のない大多数の地域住民-にどうやって届けるのか、というのがここから先の問題となる。媒体が電子から紙になって読みやすくなったと思うので、自治体で買い取ってワークショップ開いたりとかそういう方向で模索していかざるを得まい。誤解の無いように言っておくと、絵解き漫画としてはよくできてるので、ちゃんと活用されるべき作品だと思います。