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とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

天上の音楽 隔週刊クラシックプレミアム20

読書 読書-雑誌、ムック

 特集はラフマニノフ。この作曲家の名前を初めて知ったのは『のだめカンタービレ』だった。千秋がAオケで演奏する「ピアノ協奏曲第2番」 当時は「なぜこ の曲なのか」その意義が全く理解できていなかった。今なら、分かる。付録CDでこの曲のピアノを演奏するのは、アシュケナージ。技巧も表現力も音色の美し さも、すべてが完璧だ。そしてそのピアノを時に優しく包み込み、時に力強く抱きしめるオーケストラ。「天上の音楽」とはこういうものか、という気がする。 「パガニーニの主題による狂詩曲」は、目まぐるしい変奏に心を奪われる。

岡田暁生さんが連載コラムで前号から引き続き語るテーマ「うんざりするほど長い音楽について」では、マーラーワーグナーに代表される「ドイツ系音楽」が やろうとしたことを、ゲーテの『ファウスト』やトーマス・マン魔の山』のような文学における大著を音楽の領域で再現しようとしたものだ、とする。その上 でイタリア音楽との比較を絡め、国民性や音楽性の違いを絵解きしてくれる。わかりやすかったです。