とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

世界史との絡め方がちょっと…… 磯見仁月『クロノ・モノクローム 2』

クロノ・モノクローム 2 (少年サンデーコミックス)

クロノ・モノクローム 2 (少年サンデーコミックス)

 

第2巻では、ヒロインと思しき時計職人のレベッカが登場。彼女が物語に絡んでくるきっかけとなる、黒六と彼女の兄弟子の一局は特殊なルールが用いられるのだが……これで本当に先手は勝てるのか? 実際にある棋譜なら見てみたい。

後半はオーストリア宰相カウニッツやロシア女帝エカテリーナ2世、プロイセン王フリードリヒ2世などが登場し、世界史マニアをワクワクさせる。のだけど、欧州各国の紛争をチェスの勝負で決める、みたいなのはトンデモ臭がします。この設定は要らんような……。最後に登場するのはモーツァルト。いい感じに変態でした。