とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

あの帯でこのネタだと、全く驚けない ブレイク・クラウチ『パインズ 美しい地獄』

パインズ -美しい地獄- (ハヤカワ文庫NV)

パインズ -美しい地獄- (ハヤカワ文庫NV)

 

参ったな。どうやって感想書いたもんかね。とりあえずツッコミどころ多すぎますが、最後まで一気に読ませる力は大したもの。作者が多大な影響を受けたというツインピークスをはじめ、米国の連続ドラマで多用される手法でぐいぐい引っ張ってくれます。

でも、それだけと言えばそれだけで。帯に「このラストは絶対予測不能」とありますが、序盤でつけた見当が半分くらいハマってました。この手のネタで「驚愕の真相」とか大げさに盛り上げちゃダメでしょー。穿って読ませる必要ないのに、要らんことした編集のセンスの無さを感じます。

シャマランが監督でドラマ化するそうですけど、グロいシーンが多いのでどうやってその辺の表現するんだろうなと気にかかります。作者あとがきで書かれてる ツインピークス愛に溢れた文章は、同じファンとして大いに共感しました。

なんだろ。本当にこれくらい薄い感想しか書けません。つまんなかったわけじゃない けど、オススメはしないです。三部作の一作目らしく、訳者あとがきにある二作目のあらすじが気になるので、訳が出たら読もうとは思いますけどね。