とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

雑誌本体の読みごたえもますます深まっている 隔週刊クラシックプレミアム5

特集はヴィヴァルディ/ヘンデル

ヴィヴァルディの「四季」が第二次大戦後までほとんど評価されることのない曲だった、というのは初めて知った。そして四季の再評価のきっかけとなったというイタリアの弦合奏団イ・ムジチの演奏が付録CDに収録。鮮烈で明快、変化に富む演奏は、耳に心地よい。

中川右介さんの連載コラム「音楽 家の肖像」では、そのイ・ムジチを絶賛したというトスカニーニと彼らの交流について。15ページに掲載されているトスカニーニの顔写真がとてもクリアで、 「歴史上の人物」というイメージを覆す。

久石譲さんのエッセイでは、作曲家兼指揮者という存在について。時宜的な意味でもなかなかに興味深い話題。次回は、専門指揮者との比較が話題だという。次号の特集はモーツァルト(2回目)。