弘前城御能
弘前市民会館大ホール
『翁』宝生和英(宝生流第二十世宗家)、野村萬斎(和泉流)、野月聡(宝生流)
仕舞『高砂』藪克徳(宝生流)
『笠之段』東川光夫(宝生流)
『難波』武田孝史(宝生流)
狂言『素袍落』野村万作(和泉流)
蝋燭能『黒塚』辰巳満次郎(宝生流)
人生初の、能・狂言生鑑賞。
「翁」は「能にして能に非ず」とされる神聖な曲目らしく、リニューアルした市民会館を記念して演じられたようです。しかしぶっちゃけ寝ました。野村萬斎さんが出てきたところではさすがに目が覚めましたが。
狂言の「素袍落」は非常に滑稽な内容で、最後まで楽しめました。ややもすると落語に通じかねないような面白さがありますね。
大トリの蝋燭能「黒塚」では、ホール内の照明を全て消して能舞台上の蝋燭だけが明かりとなっていたため、非常に幽玄で、ちょっとした怖さもあり。
初めて生で鑑賞した能・狂言でしたが、これは確かに海外に誇りにできる、日本独特の演劇形式ですね。また機会があったら観てみたいと思いました。