とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

50巻集め続けられるであろうクオリティ 「隔週刊クラシックプレミアム 3」

特集はドヴォルザークスメタナ。付録CDで「新世界より」「モルダウ」を指揮しているケルテス、クーベリックはともに冷戦体制下で東欧から亡命してきた 指揮者だったという。二人の音の世界の特徴やドラマチックな人生は、諸石幸生・中川右介両氏のコラムに詳しい。

この感想を書くに先だって、ケルテスの「新 世界より」を聴いてみたが、一つ一つの音がすごく鮮烈で、オケ全体を統一する力強い世界観に圧倒された。思わず諸石氏が本誌コラムで書いていた、ケルテス の遺作となったというブラームス交響曲全集をamazonに注文してしまった程に。

こうして次々と、自分の知らぬ音の世界に誘ってくれるこのシリーズは、本当にありがたいものだ。50巻までまだ道は遠いが、それが苦にならないクオリティである。次号の特集はショパン。これも楽しみ。