とりあえずかいてみよう

読書とか映画とか音楽のことを書きます。書かない日もあります。でも書こうと思ってます。

時代が変わると評価も変わる オースティン・フリーマン『ダーブレイの秘密』

 

ダーブレイの秘密 (ハヤカワ・ミステリ 340 世界探偵小説全集)

ダーブレイの秘密 (ハヤカワ・ミステリ 340 世界探偵小説全集)

 

 うーん、偶然性が強すぎないか? こんな都合よく話が進むものかね。プロットは込み入ってて面白かったけど。

ネットで感想をざっと読んでみたが、やっぱり「いまひとつ」みたいな内容が多かった。「『赤い拇指紋』同様、フリーマンの長編はつまらない」と 言っている人もいて、へえと思った。『証拠は眠る』『ポッターマック氏の失策』などが読める現在と、そうした感想が書かれた当時とではやはり評価が全然違いますな。
かくいう私も、最近まで短編のイメージでしか知らなかったんですけど。